白黒小ネタ吐きだし場
テブロ企画のMOSOとか小ネタ吐き出し場
(※MOSO過多です)
兄と妹
「ねぇ、お兄ちゃん。お兄ちゃんはなんでいっつも人間とお話するの?」
「ん?なんでそんな事を聞くんだい?」
「…他の子がね、薫お兄ちゃんはおかしいって言ってたから。人は鬼を殺しに来るし、厄を持ってくるから喋るのは変なんだってー…」
「へぇー……それは知らなかったなぁ。白鬼様達もそう言ってた?」
「……わかんない」
「そっかー。じゃあ、香菜は人をどう思うんだぃ?」
「…わかんない。見たことないもん」
「じゃあその子達も見たことあるのかなぁ?」
「…知らないよぅ」
「ハハッ、そうだね。そしたら香菜は香菜の”人”ってものを知ればいいんじゃないかなぁ?」
「…?」
「(クスクス)誰かの口から出た言葉はね。その人の先入観が出てしまうんだよ。きっと、その子達に”人”を教えた人は人に怖い思いをさせられた人なんだろうね。」
「……お兄ちゃんは違うの?」
「んー……そうだね。色んな人と会ったからね…。怖い人もいたし、優しい人もいたし。美しい人もいたね……。」
「ねぇ、香菜。香菜は怖い顔をした人に会ったらどう思う?」
「んー……怖い?嫌だなーって思う。」
「……結局はね、そういう事なんだよ。お互いがお互いを怖がってるのが今の状態なんだよね。悲しい事に…」
「お兄ちゃんは人と仲良くしたいんだ?」
「そうだね。仲良くしたいなぁ。……彼女の為にも。」
「彼女?」
「お兄ちゃんの元恋人かな?大分昔に死んじゃったんだけどね。”もしも、またこの世に生まれて来る時は鬼になる!”って意気込んでたけど……わからないからねー…」
「…?? 人間だったの?」
「そうだよ?」
「……」
「…お兄ちゃんが嫌いになったかぃ?」
「……うぅん。びっくりしただけ」
「アハハ、そっかー。」
「まぁ、そんな意気込んでた人だけどどうかわからないからね…それなら彼女が生まれ変わる前に平和な世界になれればいいなー…ってお兄ちゃんは思うんだ」
「…じゃあ、香菜もお手伝いするね!」
「香菜も怖い顔とか争い嫌いにだし!!お兄ちゃんの夢手伝ってあげる!」
「(クスクス)香菜は優しいなー…。うん。嬉しい。ありがとう」
とある日の緑鬼の血をわけた兄妹の会話。
「ん?なんでそんな事を聞くんだい?」
「…他の子がね、薫お兄ちゃんはおかしいって言ってたから。人は鬼を殺しに来るし、厄を持ってくるから喋るのは変なんだってー…」
「へぇー……それは知らなかったなぁ。白鬼様達もそう言ってた?」
「……わかんない」
「そっかー。じゃあ、香菜は人をどう思うんだぃ?」
「…わかんない。見たことないもん」
「じゃあその子達も見たことあるのかなぁ?」
「…知らないよぅ」
「ハハッ、そうだね。そしたら香菜は香菜の”人”ってものを知ればいいんじゃないかなぁ?」
「…?」
「(クスクス)誰かの口から出た言葉はね。その人の先入観が出てしまうんだよ。きっと、その子達に”人”を教えた人は人に怖い思いをさせられた人なんだろうね。」
「……お兄ちゃんは違うの?」
「んー……そうだね。色んな人と会ったからね…。怖い人もいたし、優しい人もいたし。美しい人もいたね……。」
「ねぇ、香菜。香菜は怖い顔をした人に会ったらどう思う?」
「んー……怖い?嫌だなーって思う。」
「……結局はね、そういう事なんだよ。お互いがお互いを怖がってるのが今の状態なんだよね。悲しい事に…」
「お兄ちゃんは人と仲良くしたいんだ?」
「そうだね。仲良くしたいなぁ。……彼女の為にも。」
「彼女?」
「お兄ちゃんの元恋人かな?大分昔に死んじゃったんだけどね。”もしも、またこの世に生まれて来る時は鬼になる!”って意気込んでたけど……わからないからねー…」
「…?? 人間だったの?」
「そうだよ?」
「……」
「…お兄ちゃんが嫌いになったかぃ?」
「……うぅん。びっくりしただけ」
「アハハ、そっかー。」
「まぁ、そんな意気込んでた人だけどどうかわからないからね…それなら彼女が生まれ変わる前に平和な世界になれればいいなー…ってお兄ちゃんは思うんだ」
「…じゃあ、香菜もお手伝いするね!」
「香菜も怖い顔とか争い嫌いにだし!!お兄ちゃんの夢手伝ってあげる!」
「(クスクス)香菜は優しいなー…。うん。嬉しい。ありがとう」
とある日の緑鬼の血をわけた兄妹の会話。
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